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リングの制作工程

 
ロスト・ワックス・キャスティング法

1. シリコンゴムを切り出しシルバーの原型を取り出すと、きれいに型が残る。枝はワックスの注入口になる。

 

2. ゴム型にワックスを注入する装置。 3. 注入口から溶けたワックスを流し込み圧力をかける。 4. ワックスがきれいに流れ込んで固まり、原型と同じワックス原型ができる。
 
8. ツリーと呼ばれる柱にワックス原型を接触しないように貼り付けていく 7. 仕上がったワックス原型 6. ひとつひとつ、きれいに磨く。サイズ直しやデザインの改作を、この時点でする事も可能 5. ゴム型から取り出す。この3から5の作業を繰り返すと同じ製品が量産できる
 
9. きれいに、貼り付けられたワックス型 10. ワックスツリーをステンレスの筒で固定し埋没剤を流し込む。その筒を電気炉にセットする 11. 電気炉の温度を徐々に上げていくと、ワックスは全て溶け、埋没剤に鋳込み用の空洞ができます 12. 11で出来た空洞に、高温下で溶けた貴金属を流し込みます
 
16. 中から、ツリーを取り出す。まだ磨く前なので、埋没剤が付着している 15. 水中に投下し、急冷すると、轟音と共に激しく水蒸気が発生する。埋没剤は、割れてしまう 14. 取り出したばかりの貴金属は、高温で赤色を呈している 13. 埋没剤を回転させ、遠心力で均等に流れ込むようにします。そして、炉から取り出します
 
17. 水洗いして、きれいに洗浄していく。この後、ひとつひとつを切り離していく 18. 切り離した半製品をチェックする 19. 研磨する工具。デザインによって使い分ける
20. 細かい部分の磨きを仕上げる

日本のジュエリー制作は、従来、手作りによる一品制作でした。

これは「簪(かんざし)」や「帯留め」などの伝統的な装身具を作る技術が応用されたものでした。

戦後になって、アメリカからロスト・ワックス・キャスティング法が輸入されました。ゴム型を作ることによって、量産を可能にし、一品制作と比較して大幅なコストダウンを実現しました。

ただし、ゴム型制作の為の金属原型は、今も手作りで作られています。

通常、店頭に並んでいる商品の多くはこの方法で制作されています。

21. バフで、最終仕上げをする

 

CADによるワックス原型制作

1. CADソフトを使用し、3次元デザインをおこす

 

2. CADデータを基に モデリングマシンが、自動的にデザインを削りだしていく
3. 出来上がった型の表面と裏面

 

   
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